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弔電の送り方と文例集|宛名・タイミング・金額の目安を葬儀社が解説

ご葬儀の豆知識

弔電の送り方と文例集|宛名・タイミング・金額の目安を葬儀社が解説

2026年07月03日

訃報を受けたものの、遠方でどうしても葬儀に参列できない——そんなとき、お悔やみの気持ちを届ける手段が「弔電」です。とはいえ、いざ送ろうとすると「宛名は誰にすればいい?」「いつまでに届ければ間に合う?」「文面はどう書けば失礼にならない?」と迷う方は少なくありません。この記事では、葬儀社の視点から弔電の基本マナー、送り方の手順、そのまま使える文例、費用の目安までをわかりやすく解説します。

弔電とは?基本とその役割を解説

弔電とは、お通夜や葬儀・告別式に参列できないときに、電報という形でお悔やみの気持ちを伝える手段です。故人を悼み、ご遺族を慰める言葉を、式場宛てに届けるのが一般的な使い方です。かつては郵便局(現在の日本郵便)が中心でしたが、現在はNTT東日本・西日本の「D-MAIL」や、KDDI、各種インターネット電報サービスなど、複数の事業者が取り扱っています。

弔電は、香典や供花のように金銭・物品を伴うものではなく、あくまで「言葉」で弔意を示すものです。そのため、参列できない場合でも比較的手軽に気持ちを伝えられる点が特徴といえます。台紙のデザインも、シンプルなものから漆塗り調・押し花付きなど幅広く、故人やご遺族との関係性に応じて選べます。

近年は、仕事の都合や遠方在住、体調面などの理由で参列がかなわないケースも増えており、弔電の役割はあらためて見直されています。参列できないことへのお詫びと弔意を、形にして届ける手段として覚えておくとよいでしょう。

弔電の送り方と手順

弔電を送る流れは、大きく分けて「情報を確認する」「サービスを選ぶ」「申し込む」の3ステップです。訃報を受けてから慌てないよう、必要な情報を先に整理しておくとスムーズです。

申し込みに必要なおもな情報は、次のとおりです。

  • お通夜・葬儀の日時と会場名、住所
  • 喪主(受取人)の氏名
  • 故人と喪主の続柄(敬称の判断に使います)
  • 届けたいメッセージの内容
  • 台紙の種類と差出人名

申し込み方法は、インターネットからの入力が主流ですが、電話で受け付ける事業者もあります。インターネットの場合、文例テンプレートから選んで一部を書き換えるだけで送れるため、文面に自信がない方でも利用しやすくなっています。申込後の変更・キャンセルには締切があるため、送信前に宛先や日時を必ず見直しましょう。

弔電を送るタイミングと料金の目安

弔電で最も大切なのが「届けるタイミング」です。原則として、お通夜または葬儀・告別式の開始前までに式場へ届くように手配します。式が始まってしまうと、弔電を読み上げる時間に間に合わない可能性があるためです。

多くのインターネット電報サービスでは、締切時刻(例:14時や19時など)までの申し込みで当日配達に対応しています。ただし締切時刻や配達可能エリアは事業者ごとに異なるため、申し込み前の確認が欠かせません。訃報を受けたら、できるだけ早めに手配するのが安心です。料金や台紙の目安は以下のとおりです(あくまで一般的な目安で、事業者・時期により異なります)。

台紙の種類 特徴 料金の目安
スタンダードな台紙 シンプルで一般的。ビジネス関係にも 1,000〜2,000円程度
刺しゅう・押し花付き 上品で丁寧な印象。親族・親しい間柄に 2,000〜4,000円程度
漆塗り調・高級仕様 格式を重んじる場面や取引先向け 5,000〜10,000円程度
線香・プリザーブドフラワー付き 弔意をより丁寧に表したい場合 4,000〜8,000円程度

台紙は、故人やご遺族との関係性に見合ったものを選ぶのが基本です。あまりに華美なものは弔事にふさわしくない場合もあるため、迷ったときは落ち着いたデザインを選ぶと無難です。

弔電のマナー・注意点

弔電には、押さえておきたいいくつかのマナーがあります。まず宛名は、原則として「喪主」の氏名にします。喪主がわからない場合は「故〇〇様 ご遺族様」と書く方法もあります。故人本人の名前を宛名にするのは誤りなので注意しましょう。

次に、故人の呼び方(敬称)です。弔電では、受取人である喪主から見た続柄に応じた敬称を用います。代表的なものを挙げます。

  • 父 → ご尊父(そんぷ)様・お父様
  • 母 → ご母堂(ぼどう)様・お母様
  • 夫 → ご主人様・ご夫君(ふくん)様
  • 妻 → ご令室(れいしつ)様・奥様
  • 祖父・祖母 → ご祖父様・ご祖母様

また、弔事では「忌み言葉」を避けるのが基本です。「重ね重ね」「たびたび」「ますます」といった繰り返しを連想させる言葉や、「再び」「続く」などは使いません。宗教・宗派によっても表現の作法が異なり、たとえば「ご冥福」「成仏」は仏教の言葉であるため、神式やキリスト教式では使わないのが一般的です。信仰がわからない場合は、宗教色の薄い「心よりお悔やみ申し上げます」といった表現が無難です。差出人名は、氏名だけでなく会社名や故人との関係を添えると、ご遺族が把握しやすくなります。

そのまま使える弔電の文例

文面に迷ったときのために、関係性別の文例を紹介します。会社関係ではやや形式的に、親しい間柄では気持ちを込めた表現にするのがポイントです。

【一般・弔意を伝える基本形】
ご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。安らかなご永眠をお祈りいたします。

【会社・取引先へ】
貴社〇〇様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。ご遺族の皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、故人のご功績を偲び、ご冥福をお祈りいたします。

【友人・知人へ】
突然の訃報に、ただ驚くばかりです。お別れに伺えないことが心残りでなりません。安らかにお眠りになられますよう、心よりお祈り申し上げます。

【キリスト教式・神式にも使いやすい表現】
ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。ご遺族の皆様に、心よりお慰めを申し上げます。

よくある質問

Q. 弔電はいつまでに送ればよいですか?

A. お通夜、または葬儀・告別式が始まる前までに式場へ届くように手配するのが基本です。当日配達に対応するサービスも多いですが、締切時刻があるため、訃報を受けたらできるだけ早めに申し込みましょう。

Q. 弔電を送ったら、香典も別に用意すべきですか?

A. 弔電と香典は別のものです。参列できない場合、弔電に加えて香典を郵送(現金書留)したり、後日あらためて弔問したりする方もいます。関係性やご自身の気持ちに応じて判断すればよいでしょう。

Q. 差出人の名前はどう書けばよいですか?

A. 個人なら氏名を、会社として送る場合は「会社名・役職・氏名」を記します。ご遺族が誰からの弔電か判断できるよう、必要に応じて故人との関係を添えると親切です。

まとめ

  • 弔電は、参列できないときにお悔やみの気持ちを届ける電報です。
  • お通夜・葬儀の開始前までに、式場宛て・喪主宛てで届くよう早めに手配します。
  • 宛名は喪主、故人の敬称は続柄に応じて使い分けます。
  • 忌み言葉や宗派に合わない表現を避け、迷ったら宗教色の薄い言葉を選びます。
  • 台紙・料金は関係性に見合ったものを選ぶのが基本です。

ファミリーホールでは、弔電の宛先や葬儀に関するご不安にも丁寧にお応えしておりますので、迷われた際はどうぞお気軽にご相談ください。