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お焼香のやり方とマナー|回数・宗派別の作法・順番を葬儀社が解説

ご葬儀の豆知識

お焼香のやり方とマナー|回数・宗派別の作法・順番を葬儀社が解説

2026年06月21日

こんにちは、株式会社ファミリーホールです。お通夜やご葬儀に参列することになったとき、「お焼香の正しいやり方が分からず不安」「順番が回ってきて戸惑ってしまった」という方は少なくありません。お焼香は宗派によって作法や回数が異なるため、迷ってしまうのも当然です。この記事では、お焼香の基本的なやり方から会場ごとの形式、宗派別の回数、よくある疑問まで、葬儀社の視点で分かりやすく解説します。

お焼香とは

お焼香とは、抹香(まっこう)と呼ばれる細かい香木を香炉にくべ、故人やご先祖様に向けて香りを捧げる仏式の作法です。香によって心身を清め、敬虔な気持ちでお別れをするという意味が込められているといわれています。

お焼香で使われる香には、大きく分けて「抹香」と「線香」の2種類があります。お通夜やご葬儀では抹香を用いることが一般的で、ご自宅での法要などでは線香を使う場合もあります。

お焼香の基本的なやり方

抹香を使ったお焼香の基本的な流れは、次のとおりです。

  • 自分の順番が来たら席を立ち、祭壇の手前まで進みます
  • ご遺族と僧侶に一礼し、祭壇の前で故人に向かって合掌・一礼します
  • 右手の親指・人差し指・中指の3本で抹香を軽くつまみます
  • つまんだ抹香を目の高さまで持ち上げます(これを「おしいただく」といいます)
  • 指をこすりながら、抹香を静かに香炉へ落とします
  • 定められた回数を繰り返したあと、もう一度合掌・一礼します
  • ご遺族に一礼してから席へ戻ります

「おしいただく」動作を省く宗派もあるため、回数とあわせて確認しておくと安心です。

お焼香の3つの形式

お焼香は、会場の広さや席の配置によって作法が変わります。代表的な3つの形式を知っておきましょう。

立礼焼香(りつれいしょうこう)

立ったまま行う、最も一般的な形式です。葬儀会館やホールなど、椅子席が用意された会場で多く見られます。自分の番が来たら祭壇の前まで歩いて進み、立ったままお焼香をします。

座礼焼香(ざれいしょうこう)

畳敷きの和室など、正座で参列する場合の形式です。立ち上がらず、腰を落とした姿勢で移動し、座ったままお焼香をします。移動の際は、中腰で進む「膝行(しっこう)」という動作が用いられることもあります。

回し焼香(まわししょうこう)

ご自宅や小規模な会場など、席を移動しにくい場合の形式です。香炉と抹香を乗せたお盆を順番に回し、自分の前に来たら膝の上や前に置いてお焼香をします。終わったら次の方へ静かにお回しします。

宗派別のお焼香の回数

お焼香の回数は宗派によって異なるといわれています。代表的な目安は次のとおりです。

  • 浄土真宗本願寺派(西):1回(おしいただかない)
  • 真宗大谷派(東):2回(おしいただかない)
  • 浄土宗:特に定めなし(1〜3回)
  • 曹洞宗:2回
  • 臨済宗:1回
  • 日蓮宗:1回または3回
  • 真言宗:3回
  • 天台宗:特に定めなし(1〜3回)

あくまで一般的な目安であり、地域やお寺によって異なる場合もあります。回数はご自身の宗派にならって問題ないとされていますが、分からない場合は心を込めて1回、または3回行えば失礼にはあたらないといわれています。

お焼香の順番

お焼香は、故人と縁の深い方から進むのが一般的です。多くの場合、喪主、ご遺族・ご親族、一般参列者の流れで行われ、ご親族の中では故人との関係が近い順に進みます。順番に迷ったときは、会場の係員や周囲の案内に従えば問題ありません。

知っておきたいケース別の対応

数珠の持ち方

数珠は左手に持ち、移動や合掌のときも左手にかけておくのが基本です。お焼香で抹香をつまむのは右手ですので、数珠は左手から離さないようにします。

回数の案内があった場合

式の途中で「お焼香は1回でお願いします」といった案内がある場合は、その案内に従いましょう。参列者が多いときなどに、進行をスムーズにするための配慮として案内されることがあります。

小さなお子様と参列する場合

お子様のお焼香に厳密な決まりはありません。無理のない範囲で、保護者の方が手を添えて一緒に行っていただくとよいでしょう。

線香でお参りする場合の作法

ご自宅への弔問や四十九日以降の法要などでは、抹香ではなく線香でお参りすることもあります。線香の本数や立て方も宗派によって異なるといわれており、一般的な目安は次のとおりです。

  • 浄土真宗:線香を1本、香炉の幅に合わせて折り、火をつけて寝かせて置く
  • 浄土宗・曹洞宗・臨済宗・日蓮宗:線香を1本立てる
  • 真言宗・天台宗:線香を3本立てる(手前に1本、奥に2本など)

線香に火をつけたら、炎は口で吹き消さず、手であおいで消すのが作法とされています。香炉に立てる、または寝かせて置いたあと、あらためて合掌してお参りします。

お焼香で気をつけたいこと

細かな作法に不安を感じる方も多いですが、いくつかの基本を押さえておけば落ち着いて臨めます。

  • 抹香をつまむのは右手で、数珠は左手に持ったままにします
  • 香炉の火や灰に直接手を触れないよう注意します
  • 前の方の作法を見て、回数や流れを合わせると安心です
  • 足の状態などでお焼香が難しい場合は、無理をせず会場の係員にご相談ください

お通夜と葬儀でお焼香の作法は違う?

お通夜と葬儀・告別式で、お焼香そのものの作法に大きな違いはありません。どちらも基本の流れは同じですので、一度覚えておけば両方の場で落ち着いて対応できます。ただし会場の形式(立礼・座礼・回し焼香)は会場によって変わりますので、その場の進行に合わせていただくとよいでしょう。なお、お焼香のタイミングは僧侶による読経の最中に行われることが多く、係員の案内に沿って順番に進みます。

まとめ

お焼香は、抹香を3本の指でつまみ、おしいただいてから香炉に落とすのが基本の流れです。回数は宗派によって異なりますが、分からない場合は1回または3回で問題ないとされています。大切なのは作法の正確さよりも、故人を悼み、ご冥福を祈る気持ちです。形式にとらわれすぎず、落ち着いてお見送りいただければと思います。

横浜市・川崎市・藤沢市・船橋市・柏市でご葬儀をお考えの際は、お近くのファミリーホールへお気軽にご相談ください。事前のご相談やマナーに関するご質問にも、丁寧にお答えいたします。