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数珠の選び方と使い方|男性・女性・宗派別の本式数珠と略式数珠の違いを葬儀社が解説

ご葬儀の豆知識

数珠の選び方と使い方|男性・女性・宗派別の本式数珠と略式数珠の違いを葬儀社が解説

2026年06月26日

お通夜やお葬式に参列する際、「数珠は必要なのか」「どんなものを選べばよいのか」と迷われる方は多いものです。数珠は仏式の葬儀で手を合わせるときに用いる大切な仏具であり、一つ持っておくと急なときにも慌てずにすみます。この記事では、数珠の種類や男性・女性・宗派別の選び方、正しい使い方とマナーまで、葬儀社の視点でわかりやすく解説します。

数珠とは?まず基本を解説

数珠(じゅず・念珠とも呼びます)は、仏教において仏様や故人に手を合わせるときに使う仏具です。もともとは読経の回数を数えるために用いられたといわれ、現在では合掌の際に手にかけることで、心を込めてお参りするための道具とされています。

葬儀や法要に参列する際、数珠は「身を清める」「故人を敬う」意味を持つとされ、大人のマナーとして持参するのが望ましいものです。必ずしも義務ではありませんが、一つ用意しておくと安心です。仏式以外の葬儀(神式・キリスト教式)では数珠は使いませんので、葬儀の形式が分かっている場合はあわせて確認しておくとよいでしょう。

数珠の種類|本式数珠と略式数珠の違い

数珠は大きく「本式数珠」と「略式数珠」の二種類に分けられます。それぞれの違いを押さえておきましょう。

種類 特徴 こんな方に
本式数珠 各宗派の正式な形。珠の数は108個が基本で、宗派ごとに形が異なる 宗派が決まっている方、長く使いたい方
略式数珠 珠の数が少なく、宗派を問わず使える簡略な形 宗派にこだわらず一つ持ちたい方

どの宗派の葬儀に参列するか分からない場合や、初めて購入する場合は、宗派を問わず使える略式数珠を選んでおくと幅広く対応できます。

数珠の選び方|男性・女性・宗派別のポイント

数珠は性別や宗派によって選び方の目安があります。自分に合ったものを選びましょう。

  • 男性用:珠が大きめ(10mm前後)で、色は黒や濃い茶など落ち着いた色味が一般的です。
  • 女性用:珠が小さめ(7〜8mm前後)で、水晶やピンク水晶など淡い色味のものも好まれます。
  • 宗派別(本式):浄土真宗・真言宗・日蓮宗などで形が異なります。菩提寺がある場合は、その宗派に合わせて選ぶと安心です。

素材は天然石や木製などさまざまですが、価格や見た目の好みで選んで構いません。大切なのは故人を悼む気持ちであり、高価なものを用意する必要はありません。

数珠の正しい使い方とマナー

いざというときに迷わないよう、基本の使い方とマナーを確認しておきましょう。

  • 持ち運び:使わないときは数珠袋に入れ、房を下にして大切に扱います。
  • 移動中の持ち方:左手で持つか、左手首にかけて移動します。
  • 合掌のとき:両手の親指と人差し指の間にかけ、房を下に垂らして手を合わせます(持ち方は宗派で多少異なります)。
  • やってはいけないこと:畳や床に直接置く、ポケットに無造作に入れるのは避けましょう。椅子の場合は膝の上などに置きます。

また、数珠は個人で使うものとされ、ほかの人と貸し借りするのは避けるのが一般的なマナーです。

数珠はいつ・どこで用意する?

数珠は、いざというときに慌てて探すよりも、前もって一つ用意しておくのが理想です。社会人になったタイミングや、ご家族に高齢の方がいる場合などは、早めに準備しておくと安心です。

購入場所としては、次のようなところがあります。

  • 仏具店・数珠専門店:種類が豊富で、宗派や用途に合わせて相談しながら選べます。
  • 百貨店:礼服売り場の近くで取り扱っていることが多く、品質も安定しています。
  • 葬儀社:急に必要になった場合、相談すれば手配できることもあります。

価格は数千円程度のものから揃っており、長く使える一生ものとして選ぶ方も少なくありません。男性用・女性用で兼用はできないため、ご自身に合ったものを用意しましょう。

よくある質問

Q. 数珠を持っていないと参列できませんか?

A. 数珠がなくても参列はできます。ただし、大人のマナーとして一つ持っておくと安心です。急に必要になった場合は、宗派を問わず使える略式数珠を用意しておくとよいでしょう。

Q. 子ども用の数珠は必要ですか?

A. お子様用の小さな数珠もありますが、必須ではありません。お子様が手を合わせる気持ちを大切にし、無理のない範囲で用意すれば十分です。

Q. 数珠の色やデザインに決まりはありますか?

A. 略式数珠であれば、色やデザインに厳密な決まりはありません。ただし葬儀の場にふさわしい、落ち着いた色味を選ぶのが無難です。

まとめ

数珠の選び方と使い方のポイントを整理すると、次のとおりです。

  • 数珠には宗派ごとの「本式」と、宗派を問わない「略式」がある
  • 初めてなら、幅広く使える略式数珠が便利
  • 男性は大きめ・濃い色、女性は小さめ・淡い色が一般的
  • 移動時は左手、合掌時は両手にかけ、床に直接置かない

数珠は、故人を敬い心を込めて手を合わせるための大切な仏具です。ファミリーホールでは、葬儀の作法やマナーに関するご相談も承っておりますので、分からないことがあればお気軽にお尋ねください。